ぎっくり腰

文字通り筋肉を傷めたタイプのぎっくり腰です。一番多くみられるのはこの筋肉性のぎっくり腰です。

腰の筋肉は脊柱起立筋、多裂筋、広背筋、腰方形筋、腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)などたくさんの筋肉があり、痛めた筋肉や損傷の程度によって痛い動きや痛みが引く期間が変わってきます。

中でも多くみられるのが『腸腰筋』という腰の奥にある筋肉を傷めるタイプです。

深層にある筋肉の為、痛みは強いが腰の表面から触った痛みはあまり感じないことが多くみられます。

逆に表面から触って痛みがある場合は表層の筋肉を傷めているという判断になります。

腰には腰椎という背骨が5つあり、指の関節のようにそれぞれ関節として繋がっています。

腰椎椎間関節の捻挫は筋肉性の次に多くみられる症状で、損傷度合いによりますが筋肉より回復が遅いという特徴があります。

骨盤の仙骨と腸骨という骨をつないでいる仙腸関節の捻挫も関節性に入ります。こちらは産後の腰痛にもとても関りが深い関節です。

関節の特性上痛めてしまうと、触ると腰の真ん中に痛みがある、腰を反った時のほうが痛みがあるといった症状が多くみられます。

また、関節の近くを神経が通っている為一時的に足にしびれや痛みを伴うことがあります。

椎間板は腰椎と腰椎の間にある軟骨でできたクッションです。

軟骨は身体の中でも再生スピードが骨より遅い組織ですので、椎間板性の腰痛は回復に時間がかかります。

症状は炎症が強く著しく前屈みになることが出来なくなり、数日たっても症状の変化が少ないことが挙げられます。

重症だと椎間板の中から液体が漏れ出してしまう椎間板ヘルニアに移行する場合もあります。

この鑑別が出来ずに強いマッサージや矯正手技を入れてしまうことで悪化し、足のしびれや痛みがでてしまうことがありますので注意が必要です。

①初期は炎症が強くみられるため炎症を抑えることが重要

ぎっくり腰の初期は

• 炎症が強くみられることによる痛み
• 炎症をかばって筋肉の強いこわばりによる痛み

で動けなくなってしまします。

虫刺されに例えるとピークに腫れてしまって痒みがひどい状態です。

腫れている虫刺されを掻いてしまうと悪化するように、ぎっくり腰の初期に強い刺激を入れることはするべきではないと考えます。

炎症を抑えること、筋肉の緊張を解くことを第一に施術を行います。

②骨盤は体の中心にあり、背骨が乗る土台です。

土台である骨盤、仙腸関節が歪んでしまうと、それに連なる背骨にも歪みが広がってしまいます。

背骨が歪むことにより身体が動かしにくくなり、痛みを感じやすくなります。

炎症が落ち着いたら骨格系へのアプローチを行い、お体の根本的な回復を促します。

当院では

・直接骨盤や骨格を調整する施術

・鍼で筋バランスを整え、骨格、内臓を調整する施術

・筋、筋膜へのマッサージ手技

などをソフト行い筋骨格系にアプローチします。

③お体の痛みは筋肉の緊張(コリ)同士が引っ張り合うことで起こっています。

通常お体に痛みを感じたり、動きが悪く感じるのは引っ張られている側です。
引っ張られている側を強いマッサージなどで緩めると一時的には軽く感じますが余計に引っ張られてしまうため根本的な解決には繋がりにくいです。
筋肉の引っ張り合いのバランスが取れていると、お体が動きやすくなりお体の痛みも緩和されます。

背中や臀部、手足のツボの状態を確認し、引っ張っている側(原因)にアプローチすることでお体の回復を促します。

「不調の原因は骨盤の歪みです」
お客様にそうお伝えする整骨院が多く見受けられます。
しかし、当院はそれだけが原因ではないと考えています。

当院が考える不調の原因は、主に「筋肉量の低下・筋肉のバランス・骨盤の歪み」の3つです。
この3つの原因を取り除くことで、他院で良くならなかった頭痛・肩の痛み・腰痛・膝痛・スポーツ障害などの様々な症状を改善に導きます。

不調の原因である筋肉量の低下は、施術だけでは補うことはできません。
他院に通院しても改善しなかった症状は、施術後のケア不足が原因である可能性があります。

このことから、当院では自宅でできるストレッチや身体のケアの指導も行っています。
施術＋トレーニング指導により、痛みの早期改善はもちろん、症状が再発しにくい身体づくりを目指せます！

当院では、マッサージや矯正、電気療法、鍼灸など、様々な施術メニューをご用意しています。

そのため、肩こりや頭痛、めまい、腰痛、骨格の歪み、首の痛み、スポーツ外傷、交通事故による怪我など、幅広い症状に対応可能です。
お悩みの症状を伺い、豊富な施術メニューから一人ひとりにあったオーダーメイドの施術で早期緩和を目指します。